切通理作

トランプが目覚めさせるもの

切通理作

2017年 1月 28日


 朝日新聞の投書欄に、トランプのおかげで、日本がTPPに参加せずに済みそうだという事で、農業従事者からの感謝の声が載っていましたが、素直にうなづかされるものでした。

 ツイッターでの発言が問題になっているようですが、マスコミを影から操って黙らせようとする安倍政権より数倍マシに思えます。それに、こそこそしているより、誰の目にもわかる要求が白日のもとにさらされる方が、日本を含め各国の人間にとって、自分たちの国がいま置かれている状況について綺麗事抜きで認識できるのではないでしょうか。


 僕はトランプが、世界中の人々にとって、健全なナショナリズム発揮できるいい敵役になってくれるのではないかと思っています。


 二国間交渉で、理不尽なことを言われたり、ふっかけられたりしたら、アメリカの相手国の国民はみんな怒りでひとつにまとまれるのではないでしょうか。


 二国の間の中での駆け引きや損得がハッキリ白日のもとにさらされるトランプのやり方の方が、原爆が天から降ってきたなんて言うオバマを相手にするより数倍も健全です。


 平和やグローバズムの名のもとに、主語なき自国民の殺戮になすすべもない世の中より、世界のどの国の人々も、自分の国のことをまず考えられるようになれる世の中の方がいいと思います。