小林よしのり

グローバリズムに執着する朝日と産経新聞

小林よしのり

マスコミ・報道
2017年 1月 19日


イギリスのEU離脱にしても、トランプの保護主義にしても、

朝日新聞も産経新聞も、ただ馬鹿みたいに批判している。

 

グローバリズムで「中間層の崩壊」と「格差拡大」が進む

ことを「善」だとするらしい。

 

つまりこの二紙は、左派と右派の両極にあるように見えながら、

実は「新自由主義」「グローバリズム」大賛成という点では

同じ主張なのだ。

 

ここで注意しなければならないのは、グローバリズムは

「国家」を「市場」に隷属させるイデオロギーであり、

ナショナリズムの対極にある。

 

グローバリズム(世界市民)VSナショナリズム(国民主義)

という戦いがあるのであり、わしはナショナリズムを保守

する者である。

 

朝日も産経も、実は「世界市民」のイデオロギーを持つ

「左翼」新聞なのだ。

 

保守とはカネのために主権を売り渡す立ち場ではない。

カネで魂は売らない、カネで主権は渡さないという立ち場

こそが真の保守である。

 

メイ首相とトランプ大統領の登場によって、いよいよ

「保守とは何か」が問われる時代になってきた。