高森明勅

ご譲位を巡り「土俵」がズレ過ぎ

高森明勅

2016年11月18日 01:00

8月8日の天皇陛下のお言葉を拝して政府は何をすべきか。

ご譲位を可能にし、皇室の存続を安定的なものにする為に、
包括的な皇室典範の改正案を用意し、速やかに国会で成立を図る。

それ以外にない。

極めてシンプル。

だから、改めて有識者会議を設ける必要なんぞ、端からなかった。

しかし、責任逃れの“隠れ簑”として、それを立ち上げた。

議論の“土俵”も、「公務負担の軽減“等”」とか。

そこで退位を認めるか否か、認める場合も典範を改正するか
特例法か、
という辺りで議論している。

余りにも土俵がズレ過ぎだ。

しかも、真正面から退位“反対”論をぶつ「反逆者」
何人もヒアリング対象者に選ぶ始末。

安倍政権は、陛下のお気持ちを踏みにじるセレモニーを、
どんな意図でわざわざ仕組んだのか。

恐らく、政治的な保身以外は何も考えていないのだろう。