小林よしのり

時間がかかるというのは男系カルトのデマだ

小林よしのり

皇室・皇統問題
2016年 10月 26日


笹さんが読売新聞の皇室関連記事を報告してくれるのは助かる。

皇室典範改正には時間がかかるから、特措法でというのは、

デマだということは、何度でも強調した方がいい。

「男系カルト信者」のデマに引っ掛かってはいけない。

現にすでに高森氏が典範改正案を作っていると多くの人に

知らせるべきだ。

11月発売の高森氏の幻冬舎新書がその大きな根拠になろう。

 

「男系カルト信者」も皇室典範改正案を作って公開すればいい。

それができないなら「男系派」の敗北だ。

 

もし特措法で譲位だけやったとしても、その時点で国民は、

皇太子殿下がいないという異常事態に気づくことになる。

今後30年間は皇太子殿下が不在だと気づくだろう。

政治の怠慢をそこで徹底的に追求せねばならない。

わしが製作している『天皇論』がその威力を発揮できればいい。

 

80歳の定年制」という案は無理だ。

高森氏が典範改正案で指摘した通り、皇太子が成人している

という条件が必要で、あくまでも天皇陛下の意思によるもの

でなければならない。

その条件がそろった時に皇室会議の議を経るという手続きが

必要だということだ。