小林よしのり

エマニュエル・トッドの考えに同意する

小林よしのり

マスコミ・報道
2016年 10月 4日


最近、朝日新聞にエマニュエル・トッドがしばしば出て

くるのは良いことだ。

トッド氏は「私はトランプ支持者ではない」と言いながら、

「だが、クリントン氏はじんましんがが出るほど嫌いだ」

と言う。

わしと感覚が似ている。

 

クリントンを「帝国主義的で新自由主義的なリーダーだ」

と言う。

わしはこれに「親中派で信用ならない」と付け加えたい。

 

「グローバル化の神話は終わり、国家回帰に拍車がかかる

だろう」という予測も、わしと同じだ。

わしはEUはバベルの塔だとずっと言ってきたが、

神をも恐れぬ不可能に挑戦して失敗し、どうせバラバラの

言語に拡散してしまうはずなのである。

 

トッド氏は言う。

「日本には一つしか問題がないと思う。人口問題だ。

女性が仕事をして子供を産む条件の、バランスが取れて

いない」

まったくわしと同じ見解だ。

 

日本と世界の未来を考えたときに、国の象徴である天皇を

女性にすることは、国益・公益にかなうのである。

そして伝統にもいっさい反していないと断言しておく。