小林よしのり

憲法をまったく知らない劣化保守

小林よしのり

日々の出来事
2017年 4月 15日


産経新聞に安倍首相の諮問機関・有識者会議の

「譲位 最終報告案」を評価する記事が出ている。

阿比留瑠比・田北真樹子の記名がある。

「『国民の総意』反映を模索、憲法に抵触せぬよう熟議」

と大文字である。

 

「陛下のお気持ちに寄り添ってはいけない。

お気持ちに共感した国民に寄り添うことは重要だ」

と有識者会議のメンバーが言い、これが首相官邸を含む

共通認識だそうだ。

 

完全に「国民主権」原理主義と化している。

左翼憲法論に冒された自虐史観・戦後レジームに

嵌り込んでしまっている。

 

これが安倍政権を頂点に、自称保守論壇からネトウヨ

まで連なる、「劣化保守」の実態なのだ。

憲法とは何かがまったく分かってないし、

日本が立憲君主国家だということすら理解していない。

こんな連中が「憲法改正」と叫んでいるのだから、

もう力なくトホホと嗤っているしかない。

 

月末の「朝ナマ」で「憲法改正」をテーマにやるらしい。

劣化保守の憲法に関する無知が酷すぎるので、徹夜は

苦手だが、出演をOKした。