小林よしのり

曽野綾子が文句を言ってきた

小林よしのり

日々の出来事
2017年 4月 12日


曽野綾子が「SAPIO」の『ゴー宣』で「自称保守」「自称愛国者」

として名を連ねられていたことに注文を付けてきた。

「自称保守・自称愛国者」の資料はあるか?と言うのだ。

わしは「それはわしの評論だ」と答えた。

 

ところが、自分は「保守・愛国者」を自称したことはないので、

訂正してほしいと言う。

めんどくさいナルシシズムだ。

 

「保育園落ちた日本死ねは自己中」と切り捨てるような感性は

本人が意識していようと意識してなかろうと、産経新聞が

大好きな似非保守、似非愛国者のものだ。

ネトウヨも大好きな弱者切り捨ての似非保守の感性である。

 

言葉の使い方で文句を言うなら、「自称」ではなく、「似非」と

するべきだった。

今後は、曽野綾子のことは「似非保守」「似非愛国者」と呼ぼう。

保守でも愛国者でもないと逃げるかもしれんが、

それは保守論壇ビジネスの中で発言している限り、そのように

見られても仕方がなかろう。