小林よしのり

西日本新聞の記事が見事なり

小林よしのり

政治・経済
2017年 12月 21日


西日本新聞が「安倍改憲の行方」として「権力縛る対案、

野党模索」という記事を書いている。

非常に素晴らしい。

全国紙である朝日新聞や毎日新聞もまだ国民に報告して

いない重大な流れを、地方紙である西日本新聞が先に報

じてしまった。

西日本新聞

希望の党にしても、自民党にしても、すでにこちらの

改憲論の影響下にある。

「立憲的改憲」という発想も、まず「論点整理」という手法も、

「自衛権の制御」を書きこむべきという考えも、

山尾志桜里の考えが出発点だ。

 

立憲民主党内の護憲派議員は「バスに乗り遅れるな」に惑わ

されてはいけないと言って、山尾氏に反論しているらしいが、

「安倍改憲」というバスに乗せられて向かう行先の方が、

どれだけ危険か!目を覚ませ!

安保法制の議論のときは、シールズという若者の反対デモ

まで動員して盛り上げたにも関わらず、結局、敗北したことを

もう忘れたか?

 

自民党・公明党・維新・希望が「発議」してしまえば、

ものすごい物量で宣伝が繰り広げられ、「国民投票」でまた

敗北してしまう。

 

「権力を縛る改憲案」を出して、戦うしかない!

「立憲主義」を一番嫌っているのは、安倍政権なのだ!

 

安倍改憲は、「日本会議」と安倍信者で応援するだろうが、

こちらは「ゴー宣道場」で一般国民参加の改憲議論を展開

しながら改正案を練り込んでいく。

憲法学者にも、もちろん参加してもらって、国民と共に

議論して作るのだ!

社民党も共産党も、こちらを応援しなさい。

自民党の中にも、良識ある議員はこちらに来なさい。

明治の私擬憲法以来のムーブメントを起こすぞ!