高森明勅

警察庁長官人事でご譲位と東京五輪の警備に黄信号?

高森明勅

2018年2月11日 22:00

警察庁長官に栗生俊一氏が就任。

これはOBの杉田一博官房副長官の「強い意向」だったとか。

杉田副長官と言えば、天皇陛下のご譲位のお気持ちを、
まともに取り合おうとしなかったとされる人物。

「『政治屋』と揶揄される栗生氏をめぐっては複数の怪文書が出回り、
就任以前にもパチンコ業界との癒着ぶりが告発されていた」。

この人事の余波で警察庁上層部から「警備」
畑の
主流派はいなくなった。
中村格(いたる)氏が「
安倍首相と親密な政治記者の逮捕状を
“もみ消した”
との批判を受けるなか、総括審議官に抜擢」される一方、
警備畑のエースで、東京五輪がある2020年には首都の治安を預かる
警視総監への就
任が確実視されていた、斉藤実総括審議官が
神奈川県警本部長に放逐された」。

こうして「来年の天皇陛下譲位、(再来年の)
東京五輪という大警備体制が必要な時期に、
警備のスペシャリストが警察庁中枢に不在となってしまった」。

これは不安。「栗生ー中村両氏の政治派ラインの誕生で…
官邸偏重人事の『負の連鎖』(元警視総監)は依然として続く」
霞が関コンフィデンシャル)との指摘も。

大切な場面で万が一にも警備上の手落ちがあれば、
の責任は当然、首相官邸にダイレクトに及ぶことになる。