高森明勅

自己満足的改憲vs自己満足的護憲

高森明勅

2018年 2月 7日

護憲派に学習能力は無いのか。

安保法制反対運動の「敗北」から一体、何を学んだのか。

自分らの敗北という冷厳なる現実を直視したくないので、
必死で目を背けているのか。

幅広い国民が既に受け入れている自衛隊を、
ただそのまま書き込むだけの安倍“加憲”に対して、
絶対反対をどれだけ叫んでも、まともに対抗できるはずがない。

むしろ相手の思う壺。

負けても負けても、戦略も戦術も見直さない。

ひたすら“屍”を積み重ねるだけ。そんなことで、彼らが願っている
「平和と民主主義」
は保障されるのか。

されっこない。

にも拘らず、「俺たちは最後まで反対を貫いた」
虚しい自己満足に浸るつもりか。

その硬直した思考停止ぶりは何とかならないか。

勝利への展望は、もう示されているというのに。