小林よしのり

反対一辺倒の虚しさ、トカトントン

小林よしのり

2018年 2月 7日


沖縄、名護市長選で「移設反対」の市長が破れたことは、

今の政治状況の象徴的な意味を持つと思えてならない。

 

いくら反対、反対と言っていても、安倍政権は粛々と権力を

行使するのみ。

政府に反対するなら交付金の支給を止めるだけ。

賛成するなら経済援助はするよと札びらをちらつかせるだけ。

 

今でも実は辺野古移設に反対の住民が多いのだけれど、

背に腹は代えられない。目の前の生活が一番。

反対したって権力は粛々と堂々と行進していく。

反対一辺倒には何の意味もない。敗北のみが待っている。

 

これは憲法改正の行方と同じだろう。

護憲派サヨクが反対一辺倒で戦っても、全く無意味。

山尾志桜里の「立憲的改憲」を代替案として戦えば、

「発議」を止められるのに、そもそも護憲派サヨクは

「発議」を止める気がない。

 

「発議」を止める手段は何?

反対一辺倒のみ!

ようするに安倍政権に都合のいいことをやっているだけだ。

反対!反対!反対!反対!反対!反対!反対!

そして敗れる!!

「立憲主義」を全く理解していない、全く信じていない、

それが護憲派サヨクである。

わしの耳には響いてくる。
トカトントン、トカトントン・・