泉美木蘭

マンガをはみだした男 赤塚不二夫

泉美木蘭

2016年 4月 23日

赤塚不二夫生誕80周年として企画された映画
『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』が来週から、
東京、横浜を皮切りに、全国で上映されるそうだ。
うちの店からも赤塚先生の写真を
ずいぶん提供しているので、
観るのがたのしみ。
予告編にも、店のテーブルの上で赤いパンツ一枚で、ポーズを
とっている写真が出ていた。(このテーブル、いまだに使ってるん
だから凄いよな・・・)
昔、赤塚不二夫さんが毎晩のように、まだ若いタモリさんを
連れていらして、奥の席で、
「イグアナ」のものまねや、金粉ショー、
つまみを使った即興コントなどをやって、全員を楽しませながら
飲み明かしていた時期がずいぶん長くあったようで、
古い常連さんはその頃の様子を大笑いしながら聞かせて下さるし、
いまでも当時の話を聞きに遠くから訪ねていらっしゃるファンの方、
店の看板の前で記念写真を撮ってゆかれる観光客の方の姿もある。

ママからも、度外れた面白い話をよく聞く。
当時まだ20代そこそこだったママ、背後から名前を呼ばれたので、
「なあに?」と振り返ったら、赤塚先生が、ズボンを降ろして、
おちんちんをつまんで立っていて、先っぽを動かしながら、
「おちんちん腹話術だよ! 元気かな?」と。
よく見たら、先端のところにマジックで目と鼻と眉毛が描いてあり、
茎のところに赤いリボンが結んであったそうだ。
げっ、と思っているうちに、あちこちのお客さんのところへ、
おちんちん腹話術で会話して回っていったらしい。

う、うらやましい・・・そんな現場にいたかった
って、真似して
やって見せなくていいですよ。
おちんちんがコメディになる人と、ならない人がいるからね。