小林よしのり

立皇嗣の礼で秋篠宮の皇位継承一位を確定

小林よしのり

日々の出来事
2018年 10月 11日

20年4月に「立皇嗣の礼」を行うらしい。
秋篠宮を皇位継承順位一位として認定し、国民に既成事実
として刷り込むのが目的だろう。

必然的に次は悠仁さましかいなくなる。
皇位継承者がたった一人になるのを待ってからでもいいし、
女性皇族がすべて民間人になってからでも、旧宮家から、
男系男子を迎えればいいという算段だろう。

彼ら男系原理主義者は、成人した旧宮家系を念頭には
置いていない。
子供だ。幼児だ。赤ちゃんだ。
男系男子の幼児を皇室に入れたいのだ。

一般常識のある者なら、当然、母親が我が子を手放すのか
と疑問に思う。
我が子の基本的人権を奪う行為になり、それこそ憲法違反
の疑いもある。
国家が国民の基本的人権を奪うのは、憲法違反のはずだ。
だが彼らは、そんなことは意に介しない。

わしが、「そもそも基本的人権を捨ててまで、皇族になる
者などいない」と言うと、彼らは「いる!」と断言する。
「誰だ?」と聞いても絶対答えない。
ただ「いる!」と力強く断言する。

法的な制度を整えて、国民の側から三顧の礼で迎えれば、
来てくれると言う。
わしは「いるいる詐欺」だと思っている。
自ら「いるいる詐欺」に嵌っているから、もはや宗教である。

そろそろ皇位継承者が途絶えて、天皇がいなくなる日本の
ことも考えておかねばならないと、最近思い始めている。