小林よしのり

吉岡里帆の「健康で文化的な最低限度の生活」が見事だ

小林よしのり

日々の出来事
2018年8月26日 12:30

録画していた『健康で文化的な最低限度の生活』を見た。
吉岡里帆のファンだから見ることにしたドラマだが、
自分の息子にとんでもない行為をしている医師の話が、
あまりに衝撃的だった。

生活保護の実際が分かるドラマというだけで、人々は
暗い話と思って敬遠してるのだろうが、勉強と思って
無理に見るような態度でなくとも、知らない世界を覗く
ということは、それだけで十分面白い。

息子に嫌われて、老後、面倒を見てくれなくなった母親の
話も、その息子の気持ちがすごくよく分かると思って、
興味津々だった。
完全なフィクションではなく、あり得る人間ドラマとして、
最後まで目が離せない。

そして生活保護を受ける身分というのも、そんなに自分と
無縁のものではない、確かに地続きになっていると思わ
せる良質なドラマになっている。

それにしてもこういう仕事をする人たちというのは、
他人の人生に関わっていかざるを得ず、大変だなあと思う。

吉岡里帆は、本来ちょっと狂気の入った演技が上手い役者
だが、こういうリアリズムの世界で、健気に頑張る女性の
役を、よく演じている。
素晴らしいドラマだ。
どんどん面白くなっているので、必ず最後まで見る。
みんなも見なさい。