高森明勅

大嘗宮の伝統が守られる?

高森明勅

皇室・皇統問題
2019年 2月 20日

先日、新聞記者の取材を受けた。

その時に、
大嘗宮の屋根の葺(ふ)き方の

変更についても触れた。

簡素・素朴で“清浄さ”の表示と言うべき
伝統的な萱(かや)葺きから、
粗末・粗略な板葺きに変更されようとしていて、
問題だと。

古代から平成の大嘗祭まで、
しっかり守られて来た伝統が今、
我々の目の前で変更されようとしている。

これは見逃せない。

すると、記者はこんな事を語った。

「その話題は、このところあちこちで耳にしますね。
宮内庁も板葺きの方針を見直して、萱葺きに戻す事も
検討し始めているとか」と。

これはやや意外。

あちこちで耳にする…というのは、
恐らく、私が昨年末から各方面に問題性を
訴えて来たのが、少しずつ広がっているのだろう。

記者の言い方はやや曖昧だったが、
宮内庁が見直しの検討を始めたという
情報がもし事実なら、幸いだ。

だが、勿論まだ油断は出来ない。

この点は非力ながら、
私なりに働きかけ続けよう。