小林よしのり

託児所があれば良かろうがな

小林よしのり

日々の出来事
2019年 6月 4日

「ゴー宣道場」は女性の地位向上を目指すと言ったら、
そのためのアイデアとして、門下生、特に女性が、
託児所を作って、保育士を雇えばいいと言い出した。

いいねえ、どこにそんなカネがあるのだろうねえ?
多分、要望すれば、わしがカネを出すと思っているん
だろうね?

すべてはカネだ!カネがあれば何だって出来る。
ところが残念ながら、わしは孫正義じゃない。

「ゴー宣道場」の参加費も、道場チャンネルの価格も、
庶民のために、とにかく安く抑えている。

「ゴー宣道場」の会場に、控室をもう一つ借りる、
赤ちゃんの世話をしてくれる保育士も雇う、それで
カネはいくらかかるか、計算したのだろうか?
もし万一、赤ちゃんに怪我やその他の不慮の事故が
あった場合、誰が責任をとるのだろうか?
それもわしか?

費用と責任、この感覚を持つことこそが、女性の
現実感だと思っていたが、やはりわしよりは現実的
ではないらしい。

わしは託児所を否定しているわけではない。
カネのことを考えないアイデアは無意味だと言って
いるのだ。

女は甘い。
わしにそう思わせてしまったのは失敗だったな。