小林よしのり

個人的な逡巡

小林よしのり

日々の出来事
2019年 12月 30日

直感で描いてみたいと思った素材が、いざ描こうとすると
出だしからさっぱり浮かばない、切り口が浮かばない。

根本的に知識不足だと思って本を読み始めたら、やたら
面白くて、やっぱりこれを描かねばと思うようになる。

ところが描き始めて見たら、今度は知識に偏って、面白
おかしい娯楽作品にならない、ギャグの出しようがない。

いっそ素材を変えようかと思ったりするのだが、やっぱり
仕入れた知識が無駄になるのは惜しい、ちゃんと描けたら
面白いはずだ、などと逡巡を繰り返しているのが今のわし
である。

単行本『よしりん辻説法』の巻頭作品にいまだに手こずって
いる。
このままコンテを完成できずに年が明けるのじゃないかと
思い始めた。

正月はどうしても読まねばならない学術書があって、正月
くらいしかじっくり読みこむ日々はないので、コンテは
中断せざるを得ない。続きは来週からか。
今日明日いっぱいで、なんとかシナリオを完成させたい。