小林よしのり

とうとう8月に自殺者が急増した

小林よしのり

日々の出来事
2020年 9月 11日

自殺者が8月になって急増しているという。
「コロナ禍で、なぜ自殺者が減っているのか?」なんて
記事が新聞に載っていたが、たちまちくつがえされた。
耐えてきた人々に、とうとう限界が来たようだ。

クロ現で見たが、住居を失う人がもの凄く多くて、
市役所に相談が殺到しているので、そのことが苦に
なって退職する職員が出る始末で、なんと「相談崩壊」
が起きているらしい。
相談の段階で崩壊しているというのだから呆れる。

倒産件数もこれから増えるし、失業者も、生活保護の
受給者も、ホームレスも、自殺者もこれから増えると
いうことだ。

こうなることは当然と思っていたから、「週刊エコノミスト」
の巻頭言では、毎回「経済を回せ」「指定感染症から
外せ」と書いてきた。

ようやく10月には指定感染症の見直しが発表されるよう
だが、遅すぎる!馬鹿みたいに遅すぎる!
年末から来年には、もっと悲惨な現実が待っている。

わしは「楽観的」と思われているが、とんでもない。
新コロのリスクに関しては楽観的だが、経済や教育や
文化に関しては「リスク・マネージメント」をきっちり考慮
して発言してきた。

わしと、いわゆる専門家やテレビ報道やコメンテーター
とを比べて、どちらが正しかったか、しっかり判定して
ほしい。

来週・土曜日に、泉美木蘭さんとの「ニコ生放送」を
やることを決めた。
そろそろ議題が溜まってきたのでな。