小林よしのり

ちぇぶラージオは楽しかった

小林よしのり

日々の出来事
2021年 1月 24日

昨夜、「ちぇぶラージオ」を聴いてみたが、なかなか
面白かった。
拙いこと言ってるなあという箇所もあったが、一般読者
がどこに反応するのかがよく分かって、しかもそこに
寄せられる反論も興味深かった。
なにより、ちぇぶのずっと笑っているような明るさが、
聴いてて楽しい。

注意して欲しいのは、「進化」と「成長」は一緒にしちゃ
いけないってこと。
ウイルスが人の成長に役立つということではなく、
利点があるとすれば、暴露し、感染すれば、免疫が
鍛えられるということだろう。

進化は何千年、何億年単位で起こることで、ウイルスが
水平方向に侵入する遺伝子であり、共生した遺伝子が
人間(生物)にどんな進化をもたらすかはわからない。
『コロナ論2』最終章で描いたカットは、数億年先の進化
をSF的に描いたものだ。

人の成長はヒューマニズムの話だが、ウイルスは人間
中心主義を受け付けない。

感染対策をとらなかった場合の死者数を出せというのは
無理筋のインネンだが、ヒントはある。
幼児は感染対策してないし、スウェーデンは非常に貴重
な実験をやってくれたので、感謝している。