小林よしのり

ファクターZを描き下ろすことにする

小林よしのり

日々の出来事
2021年 1月 12日

『よしりん辻説法』の画稿を渡して、担当N君とりか坊と
3人でランチしながら仕事の話、仕事から派生する雑談
をするうちに、りか坊が「月16P描いてくれたら来年、
本が出せるのでは?」と持ち掛けてきた。

わしの仕事量から計算して依頼して来る編集者という
のは初めてで、実は以前から描く予定の話があったの
だが、コロナが完全に終わらないと難しいテーマだった。

だが、りか坊の考えはコロナ禍でもコロナ直後でも通用
する作品を考えているので、このようなテーマが・・・と
言ってきた。
するとわしもあるテーマが閃いてしまい、構想を考える
意欲が湧いてきた。
発売直後まで、仮にその本については「ファクターZ」と
呼ぶことにしよう。

やっぱり思ったのだが、リモートワークでは、このような
展開は生まれない。
雑談の中でふと思いつくアイデアがあり、その場で
テーマを深めて確信を得ていくという流れは、人と人が
会って話しているから生まれたもので、リモートワーク
ではこのような瓢箪から駒みたいな創作にはならない
だろう。

年内に描きためなければならないから、月一本の連載
が増えたようなものだ。
やれるだろうか?   やらねばならない!