高森明勅

ガールスカウト100周年式典に佳子殿下がメッセージをお寄せ

高森明勅

皇室・皇統問題
2021年 10月 12日

秋篠宮家のご次女、佳子内親王殿下におかれては、
10月10日、赤坂御用地の宮邸において、オンライン形式で
開催された日本のガールスカウト運動100周年を祝う
「国際ガールズメッセ」の式典などを視聴され、
式典にはビデオメッセージをお寄せになった。

そのメッセージの中では、ジェンダーギャップ指数に触れられながら
(同指数の扱い方に注意を要することは以前、指摘しておいた)、
以下のように述べておられる。

「ジェンダー平等が達成され、誰もがより幅広い人生の選択肢を
持てるようになることを、自らの可能性を最大限生かす道を
選べるようになることを、そしてそれが当たり前の社会に
なることを切に願います」と。

意味深長なご発言ではあるまいか。
これは、従来、男性天皇・男性宮家だけに限られていた皇室でも、
新たに女性天皇・女性宮家が認められることに前向きな姿勢を
示唆されているのか、それとも、ご自身も皇族の身分を離れて
「自らの可能性を最大限生かす道を選べるように」
願っておられるお気持ちを、暗示されているのか。

奇しくも同日、岡山で開催された
第101回ゴー宣道場のテーマが「女性天皇・女性宮家は不可能なのか?」。

会場を埋め尽くした参加者の熱気に、
ゲストのコラムニスト、矢部万紀子氏が驚いておられた。
大成功だろう。

この企画の準備・運営に当たられた皆さんに感謝する。

打ち上げの締め括りの挨拶を指名されたので、次のように述べた。

「状況は厳しく険しい。
しかし、ここにいる我々が諦めたら全ては終わる。
我々こそ皇室の未来への最後の希望だという覚悟で、
一緒に頑張ろう」と。

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