小林よしのり

魂の若さが未知の領域を目指す

小林よしのり

日々の出来事
2022年 4月 14日

昨日はスタッフと焼肉会議をした。
「ファクターM」の手法についてあれこれ話しあったが、
うちのスタッフはいつも悲観的な意見しか言わないし、
全体的に「やれる!大ヒットさせるぞー!」というような
盛り上がりにならない。
説明しても説明しても徒労感が残るから、やっぱり秘書
みなぼんの参加が必要だった。

わしは今まで常に楽観論をぶち上げるばっかりで突っ走
ってきたし、70歳まで生き残っていること自体が、楽観論
が正しかったと確信している。
楽観論が間違っていたら、とっくに潰れているはずじゃないか。

そもそも漫画家になると宣言した時から、家族親戚全員で、
悲観論の圧迫でやる気を削がれるところから出発したし、
大体わしのやることには「負のエネルギー」で取り巻かれる
ことが多い。

「悲観論」と「負のエネルギー」との戦いは、わしの宿命の
ようなものだ。
昨夜、今田美桜のドラマ「悪女(わる)」を見たが、主人公の
圧倒的な楽観性に感動した。

秘書みなぼんには、「来週、実践でCGを習得しつつ一本
完成させるぞ」と言っておいたが、みなぼん、何の躊躇もなく
やる気満々だ。
「わしと合作のつもりで一本仕上げるぞ」と言っても、怯まない
から、やっぱり秘書としてはベテランになってきたのに、若い!
魂が若いから、わしのやる気を「正のエネルギー」で担保
してくれる。

幸いこの仕事は、担当りか坊も編集長もやる気満々だから、
わしは全く新しいジャンルに跳び出していく気力が沸く。
まあ、見てるがいい。