小林よしのり

天声人語がようやくアベノミクスの失敗に気づき、最近ガルブレイスを知ったと言っているので愕然とした

小林よしのり

日々の出来事
2022年 11月 6日

今日の朝日新聞の「天声人語」を読んで、仰天した。

天声人語は、「トリクルダウン」という経済理論が、
アベノミクスで使われて、終わったものだと思って
いたら、英国のトラス前首相の大型減税策で蘇り、
反発を受け、首相の座を降ろされたと言う。

天声人語は、この「トリクルダウン」批判を米経済
学者のガルブレイスが「貧困層に非情な理論」だと
書いていることを、最近になって知ったと言う。
まったく呆れた。

天声人語は「トリクルダウン」について、「長く
想像力をかきたててきた理論も、ついに年貢の
納め時か」と締めている。
唖然!呆然!もんどりうって倒れてしまうほどの
馬鹿意見だ。

わしはアベノミクスが始まる前から、ガルブレイス
の本は読んでおり、アベノミクスが始まった瞬間に
「トリクルダウンはあり得ない」と強く主張していた。

安部元首相がぶち上げた2013年からもう10年も
経って、ようやく天声人語が「ガルブレイスが書いて
いた」と気づいたというのだ。

わしは思うが、日本の知識人って、全く勉強して
いない!全然、本を読んでいない!
漫画家の小林よしのりより勉強していないことは、
絶対的に断言できる!

コロナだってそうだ。
日本の医者や学者や知識人は全く勉強せずに、
権威主義だけで語って、世の中を狂わせてきた。
そして誰も責任を取らないのだ。