小林よしのり

歩くのココロ

小林よしのり

日々の出来事
2023年 2月 7日

昨日、40分は大股で歩いた。
途中、心臓破りの坂があり、夏は無理だなと思いながら
必死で乗り越えた。
帰宅したときに、前のめりによろける身体を踏ん張って、
服を脱ぎ、靴下を脱いで、やっと椅子に座れた。

かなり無理をしたが、帰宅後、椅子に座って仕事を
始めると、途中、食事やトイレで立ち上がる時に、
妙に足腰が軽くなっていることに気づいた。

いままで、椅子から立ち上がって、資料を取ることが
億劫で、トイレまで歩こうとすると、足元がふらつく
ときがあったのに、たった1日、散歩しただけで、
足腰が軽くなると分かった。

今日も編集者と昼過ぎに会うため、歩かざるを得ない
場所で待ち合わせするが、秘書みなぼんが、「危ない
から自分に声をかけろ」と健気なことを言う。
だから車をわしの自宅近くの駐車場に置いて、二人で
往復歩くことにする。
わしの大股歩きに、ついてこれるかな?

昔、福岡から上京したときに、神田の書店巡りに嵌って、
一日中、歩き回っていたものだが、足腰が痛いなんて
感覚は気付きもしなかった。すごい健脚だったのだ。

幕末の日本人は歩いて日本中を巡って同志を尋ねて
いたのだから信じられない健脚だった。
かつての日本兵も、30キロの背嚢を背負って、行軍
してたというから、もう別の人種だろうとしか思えない。

関東大震災があれば、車を乗り捨てて、歩いて帰るしか
なくなるだろうから、やっぱり今から足腰を鍛えておく
必要がある。
毎日、1時間は歩かねば!