笹幸恵

『よしりん御伽草子』はチビチビ読みたい!

笹幸恵

日々の出来事
2023年 1月 18日
『よしりん御伽草子』、私のところにも届きました。
ありがとうございます!
さっそく手に取ったのですが、、、
1話目、最初の見開きでいきなり大爆笑!!!

「こ、こうきたかぁぁぁ」

ツボ、ツボ過ぎる。
思い出すだけで笑いが止まらん。

”あの作品”が名作だと思っている人にとっては、
間違いなくツボだ。
そして、物語にぶったまげる。
ちょっと凡人の想像を超える自由さだ。

その昔、ノンフィクション作家の故・上坂冬子さんと
対談させてもらったことがある。
そのとき上坂さんは拙著を「一気読みした」と
言ってくれた。
対談が終わって、結構なごんで、お茶しようと
彼女の事務所のキッチンで二人きりになったとき、
上坂さんは言った。
「一気読みって言われると嬉しいでしょ?
私は嬉しい。だから、あなたにもそう言ったのよ」

当時、私は「一気読み」がそれほどの褒め言葉だと
思っていなかった。
けど、上坂さんのニヤリと笑った表情が印象的で、
そういう配慮をしてくれたのか〜と有り難く思い、
夢中になって読んだ作品の著者には「一気読みした」と
ちゃんと言うようにしていた。
だけど、やっぱり違うケースもある。
それを『よしりん御伽草子』は教えてくれた。

なんといっても、私はチビチビ読みたい。
まずは第1話の笑いの余韻をたっぷり楽しみたい。

一気読みしたらもったいない作品もある、と
今は思っている。