小林よしのり

女は感情的動物か?

小林よしのり

日々の出来事
2022年 12月 30日

女とは感情の生き物だとは昔から言われていて、
男尊女卑の時代錯誤のオヤジたちは、女に対して
マウントをとるために、安易にそれを言いたがるし、
フェミニズムはそれに怒りを表明し、断固否定する。

たしかに男の中にも、客観性を失って、感情でしか
反応してないヒステリー馬鹿は多い。
今年もそういう男の言動は見てきた。

だがそれでも女は感情の生き物のようで、自分の謎の
言動の原因をどう突き止めようとしても、本人が
本当に分からないということがあるようだ。
分からないのか、分かりたくないのかは、もっと踏み
込まないと分からないのだが。

一瞬の理不尽な言動の「遠因」はどうやらあるようで、
まるでフロイト分析のようにして、そこを推察し、
指摘するのを控えるという誤魔化し方をする他ない。
自覚させるというセラピーのやり方が、現実社会の中
では、必ずしも正解ではない。

自分で自分の精神分析が出来ないという人間は確かに
いる。
皇統の男系固執になった女性論客もその類で、自分の
言動の精神分析が出来ない人種なのだ。
自覚したくないのは現在が心地よいからで、放っておく
ほうがその人のためということもある。

どこまで自分の優しさを発動するか、あえて厳しく
接してやるかは、わしの愛情次第だろうが、果たして
他人にまで仏になれるかどうかは分からない。