高森明勅

愛子天皇が現れても皇位の継承は安定化しないという誤解

高森明勅

皇室・皇統問題
2024年 8月 26日

将来、敬宮殿下がめでたく即位されるかも知れない。
しかし、それによって安定的な皇位継承に繋がる訳ではない、
という意見があるようだ。

この意見には、初歩的な誤解がある。
敬宮殿下が即位される前提となるはずなのは、
今の皇室典範で初めて採用された側室が不在で
一夫一婦制なのに
「男系男子」限定という、
歴史上かつて例を見ない

窮屈な皇位継承ルールの見直しだ。

それによって女性天皇も女系天皇も可能になる。
その結果、直系優先の原則に従って敬宮殿下が
次の天皇として即位されるという順序だ。

それは、皇位継承の安定化の結果に他ならない。

つまり愛子天皇の登場は、
安定的な皇位継承の指標と言える。
そこを誤解してはならない。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/