小林よしのり

「光る君へ」はラストシーンまで含めて名作だった。

小林よしのり

日々の出来事
2024年 12月 16日

昨日はチェブリンの猛烈なシゴキに耐えて、スタジオ
練習をした。
ピアノがデカすぎる狭い部屋で、立ったまま歌うのは
地獄だ。
少し料金は高くても、もう少し広いスタジオの方がいい
かもだ。

最初はさっぱり声が出ないし、曲を忘れている。
きちんと歌えたのは10曲中2曲くらいだったか?
土曜日の収録までにあと1回か2回、練習した方がいい
かもしれない。

休憩するためにスタジオを出るとき、ほんのわずかな
段差に足がもつれて、転倒してしまった。
寒くなって、散歩がてらの外出もしないから、恐ろしく
脚力が落ちている。
これからはなるべくランチは外でとるようにして、歩くべき
かもしれない。
しかし、いい歳こいて転倒とは、老人はこうやって死に
近づくのかと思い知らされる。

「光る君へ」の最終回は道長の枕元で毎日、物語を語る
紫式部が、「この続きはまた明日」と言う度に涙が溢れ
てきた。
どんなに栄華を誇った男でも、死ぬ間際はみじめに逝く
しかない。
周囲に裸の女を踊らせながら、カネを撒き散らして逝く
ような派手な死に方をした男はいないのだから。