森友・加計問題をトヨタと一緒にする愚
全然眠れんから「朝ナマ」について書いておこう。
まず安倍晋三と会食した三浦瑠麗が、森友・加計問題は大したことないと思っているのは知っているが、驚いたことに「トヨタはどうなんだ?口利きの現場を知らないのか?」とえらそうに言っていたことに呆れた。
トヨタ自動車は政府に「口利き」して、円安誘導してもらって儲けていると、三浦は思っているらしい。
それってトランプ大統領が、日本の自動車メーカーに文句言ってた論理と同じじゃないか!いいのか?
これまでの日本政府が自動車産業を優遇してきたのは、例えばトヨタに儲けさせれば、その傘下の中小零細企業まで、すべてにトリクルダウンがあるという原理原則があったからだろう。
それは多くの労働者に利益が滴り落ちてくるという時代があったからだ。
この原則はグローバリズムでもう成立しなくなっている。
いずれにせよ、トヨタ自動車は安倍晋三の「お友だち」による「口利き」とは関係がない。
森友・加計問題は、「縁故主義」であって、傘下に多くの労働者を産んだり、経済発展に資する「公」のための「規制緩和」政策ではない。
特区制度に名を借りて、「規制緩和」を利用して、加計学園だけに「規制強化」するという、歪められた行政なのだ。
あくまでも数十億の補助金や、私学助成金などの国税が注ぎ込まれて、国の財産である土地を安倍の「お友だち」にタダでプレゼントする政策であることを忘れてはならない。
森友・加計問題に関する重要テーマは、「縁故主義」「特区制度」「規制緩和」「公務員の役割り」「行政文書の管理」等々、多くの問題点を抱えている。
三浦瑠璃や、彼女の色気に惑わされた東浩紀などが、ひたすら森友・加計問題を矮小化し、これを扱うマスコミや国民を馬鹿にしているが、おまえたちこそ大馬鹿だと言っておく。
しかし、トヨタ自動車と同じだと思っているとは、三浦も東浩紀も、それで東大出かよと言いたくなるほど馬鹿だな。