開催場所: 大崎 人事労務会館
4月10日(日)午後1時 から「第12回・ゴー宣道場」を開催しました
前回が東日本大震災の影響で中止となったことで約2ヶ月ぶり、よしりん師範が、今回が正式の「第12回」と言うので、そういうことにします。
会場は 「人事労務会館」 。
初めての場所です
最寄駅の大崎駅周辺は、再開発された綺麗で便利な駅前と、少し入ったところにある閑静な住宅街が共存している、とても穏やかな印象の街です
「人事労務会館」は大崎駅・西口から出て駅前の道を入り、なだらかな坂を登った住宅街の一角に建っています。
会場周辺は、細い一方通行の道が入り組んでいて、よしりん号はなかなか会場の駐車場に辿り着けず、ぐるぐる廻ってしまいました
しかも最後まで辿り着けず、結局は近くのショッピングビルの駐車場に停めたのでした。
ビルの駐車料金は高かった・・・
次こそは、あの会場の駐車場に辿り着いてみせるぞー
今回も、門弟による設営隊の皆さんが手伝ってくれましたが、今回の設営隊募集時の定員に達する早さは、おそらく過去最速だったのではないでしょうか!?次々に名乗り出て下さって、あっという間に決まってしまいました
当日も、11時には集合して待っていてくださり、新会場でも、何の問題もなくバッチリ設営して下さったので、もうどんな会場でも大丈夫だなと安心しました
そして、いよいよ、道場1周年を迎えたということで、心機一転!
なんと、沖縄の「錦屋旗店」の當真さんが、「ゴー宣道場」の新しい旗を作って寄贈して下さいました
師範方のカットも新しくなって、さらには濃紺の旗にバージョンUPです
當真さん、本当にありがとうございます
12時には師範方も到着され、開始前の打ち合わせをされました。
門弟の渡辺さんが「食べてクリおやき」を、幻冬舎からおにぎりを、「SAPIO」からイチゴ大福をいただき、よしりん師範はすべて味わいました
さて一方、会場では、いつもより道場生の集まりが遅い気が・・・?
しかも、開始間近になって、少し汗をかきながら慌てて来る方が多々おられます・・・
もしかして迷ってる・・・??
会場の外で案内係をしていた設営隊員も、「みんな迷っている様だった」と言っています。確かに、駅の出口が「西口」と「新西口」があったり、駅前から住宅街に入る道が分かりづらいのかも・・・。
ということで少しだけ待って、10分遅れで開始されました
司会の笹師範の挨拶からスタート・・・と思いきや、ここでスピーカーからマイクの音声が出ないというトラブル発生
調整してみたものの、なかなか直らないということで、「もう肉声で行こう」と開き直ってスタートされたのでした
今回のテーマは『「大地震」有事と国民』
まずはよしりん師範から、「あと3年で日本を変える」 と、期限を設けた理由を説明しました
「現在の日本は、戦後60年かかって作り上げられたものだから、これを変えるには60年かかる」
と保守論壇では言われていますが、今の世界情勢の中で、そんなことで間に合うはずがない。
実は保守論壇そのものが、自らの「日本を憂える」立場に安住して商売していきたいだけなのではないか?と指摘。
どうやら中東の民主化革命の祖国愛と、石平さんとの対談で思わず発した「あと3年」が根拠となったようです。
切迫感が必要だと思えるかどうかの問題だと思います
さらによしりん師範は、今回の大震災によって顕わになった思想的問題が、実は1月の道場の基調講演で提起した「近代そのものを見直さなければならない」ということと深く関わっていると話していました。
いわゆる構造改革派は、「復興プラン」と称して、東北の状況を設計主義的に利用し、TPPを含めたグローバリズムという弱肉強食の世界に突き進もうとしていますが、果たしてそれで良いのか?
「成長神話」に永遠に乗っかって行くことに疑問を持ち、日本が先進国の中でいの一番に「近代」を乗り越え、国のあり方を考え直すべき時ではないか?
日本らしい、日本の伝統に則った復興の仕方が、東北にも日本全体にも求められているのではないか?
ということを確認したいと話しました。
この提起を受けて、師範方による話し合いが行なわれました。
その中では特に、原発問題を中心に、近代文明が伴うリスクと情報公開の問題を軸に話されました。
今、「政府は何か隠している」ということがよく言われますが、「情報公開」 でいくら細かく説明されても、専門的になればなる程、庶民には理解しきれないし、結局、「情報公開」をどんなにしても国民は不安に苛まされ、異常な行動を取ってしまう。
果たして、民主主義に不可欠と言われた 「情報公開」 とは、一体どれ程有効なものなのか、突きつけられているのです。
原発の「安全神話」が作られた背景にも、この「情報公開」の問題が存在し、さらには政治家の発する言葉、大東亜戦争で広島・長崎に落とされた原爆、果ては不安に駆られやすい日本人の性質など、様々な要因が議論されました。
そして原発問題を考える上でも、今後の日本人の生活のあり方が問われているということが明らかになります
戦後の復興の中では、「経済成長」「所得倍増」と言いながら原発を推進してきたけれども、今後も全く同じで良いのか?
グローバリズムの中で勝ち抜くために、今後も無尽蔵に原発を推進していくのか?という問題に行き着くのです。
この原発問題が語られている中で、一つの驚きがありました
それは、原発はやはり危険だということが今回の大震災で明らかになったと師範方の意見が一致し、もう平然と原発推進という側には立てないとされたのです
今まで原発問題は、反対派はサヨク・左翼、推進派は保守・右翼、という単純な二項対立でした。
しかし、これはもう単純に反原発か否かという問題ではなくなっていると。
他にも、ペットボトルの買い占め問題、日本人が自然と受け継いできた「公のために尽くす」感覚、有事の際までも民主主義を最上の物と考えてしまう「民主主義神話」、江戸時代末期の安政年間を例に、人災と天災が同時発生的に起こってきた日本の歴史、また地殻変動が連続発生しやすい日本列島についてなど、師範方の話し合いはどんどん展開し、盛り上がってきたところで時間が来てしまい、第1部は終了しました
第2部ではまず場生の中で、実際に被災地にいた方や取材した方3名のお話を聞きました![]()
フリージャーナリストのTさんは、今回、戦後初めて召集された予備自衛官、及び即応予備自衛官について取材されたことを話して下さいました。
それを元に、今後は警察や海保、消防のOBなどの知識や経験をもっと生かせるような、「民間防衛」 の発想を高めるべきではないかと提案されました。
被災地に入ったGさんは、現場では地域に詳しい人や土地勘のある人が自然にリーダーとなって集落をよくまとめていることを報告して頂きました。
今後、自分たちの頭で考え行動していく上で、今、そういった地域の共同体が力を発揮しているところに、大きなヒントがあると。
また、被災地の方々は、地元の土地を使って地元の人たちが働けるよう復興について考えて欲しいと、仰っているそうです。そういう地域共同体の声が届くような、グランドデザインを考えるべきだと提起されました。
仙台で被災されたKさんは、被災後、自らの仕事を通じて感じた充実感、人の不幸の上でそういった充実感を得ていることに対する逡巡、そして同時に、そこから見出した人間の真の幸福とは何かということなど、自らの心情を生々しく吐露しながら語って下さいました。
訥々とした語りは胸に迫るものがあり、人間の本質を考えさせられるお話でした。
第1部の師範方の話し合いや、第2部の3名の報告を聞いた上で、「さらに新たな視点で意見を言える方は?」という笹師範の軽くプレッシャーを与えるような呼びかけに、数人の勇気ある道場生が手を挙げました
そして当てられた方は岩手県盛岡市から来られたYさん。
彼はスーパーの総菜部門の主任をされているそうで、被災後、スーパーに押し寄せパニックとなったお客さんの実態、そしてスタッフとして秩序を取り戻すためにとった行動を報告して下さいました。
国民と政府の関係性が企業の中でも縮図となって表われること、そして『ゴー宣』の中で言われ続けた「現場を取れ」 ということの意味など、今回の自らの経験を元に語られました。
最後に、よしりん師範から、「日本人」と「日本国民」は切り離して考えるべきではという提起がされました
「日本人としての感覚」と「日本国民としての感覚」を、うまくバランスを取って生きていかなければならない、と。
この点は、次回のテーマ『「新日本人」に訊け』 の議論を予感させますし、何より、今後の道場に一貫して通じる論点でもあります
参加された方も、参加できなかった方も、近々アップされる動画でもう一度復習しておいて下さいね
終了後、師範方の「語らいタイム」や反省会でも話されていましたが、今回の道場は、今後の道場の指針が明確に示され、なおかつそれを師範方・道場生ともに共有できた、重要な回となりました
道場生の皆さんが書いて下さったアンケートの内容を見ても、「ゴー宣道場」が目指すものが何なのか、本当の意味でわかってもらえたように感じます。
道場は今後、今回示された指針に何度も戻りながら議論を続け、「公論」を目指すことになるのではないでしょうか?
ニコニコ
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