開催場所: お台場タイム24ビル
2月13日(日)タイム24ビルにて、『第11回・ゴー宣道場』が開催されました
今回、師範方はいつもより1時間早く集合
発売されたばかりの単行本『ゴー宣道場』 にサインをするためです
贅沢にも、師範方全員のサインを入れた単行本を、会場限定販売することになっていたのです
あらかじめよしりん師範は、120冊の本に絵を描いたのですが、同じ絵を描き続けるのに飽きて、様々なバリエーションの絵を描き、裸のよしりんやら、ちょんまげよしりんまで描く始末
あの状態は「サインハイだった」と言っています
そんな言葉、初めて聞きました・・・
よしりん師範は自分が描いたくせに、子供に過激な絵を渡さないでくれとワック出版の編集者に頼んでいました
11時前に、和ナビィ設営隊長と福井さんが早くも到着していたので、よしりん師範はロビーで歓談![]()
そこに倉田副隊長が11歳の娘さんを連れて到着。
母娘で作ってくれたバレンタインデー・チョコを頂き、控え室でサインに集中している師範方を眺めながら、美味しい、美味しいと食べていました
設営隊のみなさんはきびきびと準備、骨法道場生は控え室から会場までに油断なく目を光らせます。
この日は「若者の現実と夢」 というテーマ設定のためか、20代の若者が圧倒的に多く、次いで30代、もちろん各世代、90代の方まで参加されました。
約180名、イスを追加して満杯となった会場には、11歳・12歳の少女、13歳の門弟少年も来ています
いつもの師範方と、今回は自民党副幹事長、松山まさじ参議員議員にも参加してもらい、大学新卒者就職内定率が過去最低を記録した今年の就職状況を念頭に置いて、議論が始まります
まずよしりん師範が、「ゴー宣道場チャンネル」 の動画『渡部陽一の戦場からこんにちは』 で渡部氏のパートナーを務めている 新井さん と30分ほど対話をします
新井さんは、今年卒業を控えて、内定が取れないままになっています。
大企業から中小企業まで何十社も受けて、その度に「NO」を突きつけられ、自分を否定される感覚に陥って、落ち込んでいた時期もありました。
そんな新井さんがこの場に堂々と顔を出してくれ、よしりん師範と一切無駄のない見事なトークを展開してくれます
この若さでよしりん師範とサシで、しかも「ゴー宣道場」という特殊な場で、ここまで堂々と話ができる女性がいるでしょうか?
誰もがその頭の回転の速さに舌を巻いて、「何でこんなに優秀な学生が内定取れないんだ?」と驚いていました
むしろ今の日本の企業は、彼女を受け入れる器としては小さすぎるのかもしれません
よしりん師範は「新井さんは文筆の才能もあるから、そのうち社会に復讐を始めるかもね」と言っていました。
新井さんとの対話後、ゲストに呼んだ5名の大学生にも、それぞれの現状を報告してもらいました
よしりん師範はバブルの頃の若者を嫌っていました。
バブル当時、「ヤングジャンプ」に『天罰研究会』という漫画を連載して、堕落した若者に、主人公が次々に天罰を下していくというストーリーを描き、人気投票で最下位になって打ち切られたことがあります
この作品を大評価してくれたのは、封建主義者・呉智英氏だけだったそうです。
『おぼっちゃまくん』 もバブル風刺の動機で描かれた作品です
その頃に比べて、よしりん師範は今の若者の方が気に入っています。
大学生の現状を確認したところで、師範方のご意見を伺ったのですが、『「若者はかわいそう論」のウソ』という新書を参考にする高森師範とよしりん師範は、実は対立する立場だったのです
現在の就職難の原因は単なる「ミスマッチ」である。
中小企業は求人している。人手が足りないくらいだ。
「ミスマッチ」だから、誰かが斡旋すれば、今、職にありつけない新卒者は中小企業が回収できる。
しかも文科省が大学を作り過ぎたために、大学生が増え過ぎている。
増え過ぎた大学生が一斉に卒業を迎えて、大企業を目指すから、こうなった。
文科省の失策だ。
したがって現在の就職難など問題ではない。若者は全然かわいそうではない。
「ミスマッチ」の修正だけだ。
これは最近、就職内定率の低下を問題視する際に必ず出る「ミスマッチ」論 です。
しかし新井さんは、よしりん師範との対話の中で明言しました。
「誰も名前を知らない中小企業まで受験したけれども、落とされた」 と。
「なりふり構わずコネも使った」 と。
「選り好みしてるのは若者だけではない」
新井さんのこの主張を紹介することこそが、よしりん師範の狙いだったのです
大企業も、いや、中小企業ならなおさら、人件費こそが最大のコストと見做されるのであって、とても長期的に社員を育てることなどできない。
今は大企業も中小企業も、「即戦力」 を求めるのだから、中小企業は求人を出していても、学生が受験したら落とすのではないでしょうか。
有本師範は言いました。
「中小企業にとって、人一人雇うのは命がけだ」 と。
秘書・みなぼんとしては、「大学生が増えすぎたから」というのも疑問を持ちます。
単純に考えて、少子化で子供の数は激減しているはずですよね。
そして、内定がもらえない3割強の大学生が、全て高卒だったら就職できたのでしょうか?
生産ラインが中国などの新興国に移っているのに。
この「ミスマッチ論」での対立点は、まだ合意が出来ないままでした。
今後、この点がどのように「公論」 へと到達するのか、楽しみですね
有本師範はグローバリズム肯定派だったので、多分、若者の「自己責任論」の方に与するだろうなとよしりん師範は見ていました。
ところがその有本師範が、意外にも若者に対して優しい言葉をかけてくれたことに、よしりん師範は大感激
かつて面接担当官もやったことがある有本師範から、
「企業の側だって面接なんかで人を見抜けるはずがない。
そんなことで自分を否定されたと思う必要はない。
ゲームと考えておけばいい。」
と若者にアドバイスがあったことは救いでした
しかも有本師範は、今回、「私は小林さんのグローバリズム批判に納得し始めました。」と仰いました。
私は今回、この場面が最も衝撃的でした
『ゴー宣道場』 の到達点である「公論」 の片鱗を見た気がしました
『ゴー宣道場』の意義は、まさにこういうところにあるのではないでしょうか
師範と言えども、思想が完成しているわけではない。
完成しているのなら、議論の場に出てくる必要はありません。
宗教家のように、一人で教えを広めていけばいいわけです。
「ゴー宣道場」はあくまでも・・・
「万機、公論に決すべし」
一時的な考えに固執するのは止めて、「公」に就く潔さが必要なのです。
有本師範は、まさにかつてよしりん師範が批判していたバブル世代の申し子です。
美人過ぎる学生として、オイシイ生活を送っていた有本師範が、今や「公論」を立ち上げるために自我を捨てていく男っぽさを見せてくれています
「有本さんは益々強者になっていくだろう」と、よしりん師範は言っていました
第2部では質疑応答を中心に進み、堀辺師範の、若者の「自由」 と 「自己規定」論 が展開され、あっという間に3時間が過ぎてしまいました
師範方の道場後の「語らいタイム」を見て頂くとわかると思いますが、師範方にとっても今回は、いつも以上に時間が足りなかったようです
私としては、切通師範の「今の若者にとって“ 平凡 ” とはどんなイメージか」という質問に対する答えを、もっと色々な若者から聞いてみたかったと、少し残念でした
そこに、今の「若者の現実と夢」が多分に投影されると思ったし、これからの日本のあり方も見えてくるような気がしました
さて、無事に120冊ものサイン本も完売し、「第11回・ゴー宣道場」は大盛況のうちに終了。
今回も山のようなアンケートが回収されました
また、よしりん師範がブログに登場して、対話してくれるそうですよ
お楽しみにー
ニコニコ
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