小林よしのり ゴー宣道場

小林よしのり ゴー宣道場 「新日本人に訊け!」

小林よしのり ゴー宣道場

ゲスト:ビル・トッテン氏 、呉善花氏 
第13回
2011年5月15日 -
「新日本人に訊け!」

開催場所: TKP大手町カンファレンスセンター

5月15日(日)午後1時 から『第13回・ゴー宣道場』が行なわれました

今回の会場は、大震災によって中止となった3月の会場予定だった、「TKP大手町カンファレンスセンター」です。

皇居の直ぐ傍に建つビルの18階にあります。

エレベーターホールからロビーに入ると、真正面のガラス窓から皇居の緑が目に飛び込んできます

とても素敵な景色ではあるのですが、皇居を上からのぞき見してしまうようで恐れ多く感じ、「見なかったことにしようっ」と足早に会場となるホールに向かったのでした・・・

会場となるホールは予約時点で、なるべく皇居が見えない側にという条件で借りていました。

さて、今回も門弟による設営隊の皆さんが手伝ってくれましたが、今回の設営隊募集時の定員に達する早さは、「過去最速」 という記録を再び更新したのでした

また、参加者の皆さんに配るアンケートの配布と回収係を、中学2年生になったばかりの男子が、明るく担ってくれました

今回のテーマは、「新日本人に訊け」

道場開催の数日前に発売したばかりの新刊『新日本人に訊け』 (飛鳥新社)を参考に開催され、この本に登場して頂いた帰化人6名の内の、ビル・トッテン氏 と呉善花氏 に、ゲストとして登場して頂きました

会場では、なんと豪華にも、よしりん師範とビル・トッテン氏、呉善花氏、3名のサインが入った『新日本人に訊け』 を、限定30冊 発売したところ、あっという間に完売
超プレミア本  なので、幸運にも手に入れた方は、大事にして下さいね

第1部はまず、よしりん師範から、今回の『新日本人に訊け』 を出版した意義、そして道場にゲストのお二人をお招きした意図を説明した後、ゲストのお二人から、それぞれ帰化した理由や経緯、日本と母国に対する想いなどをお話頂きました。

ビル・トッテン氏と呉善花氏のとてもユニークなお話に、会場は最初から明るい雰囲気で沸いていました
お二人が指摘する、日本人が気付いていない「日本人の特性」 に驚いていたようです。

また、韓国、そして「民主主義の国」のはずのアメリカでさえ「言論の自由」は限られ、自国の政府を批判することの危険性、それでも発言する覚悟の重さを感じさせるお話でした

呉善花氏が、来日1年後、とても落ち込んでしまい、「日本人はやっぱり野蛮人だ」と思ってしまった理由、ビル・トッテン氏の「とにかくアメリカ国籍を捨てたい」と思った理由は、「ゴー宣道場」の動画、あるいはテキストとなった『新日本人に訊け』 で確認して下さい

お二人の話の後は、師範方を交えて話し合われました

外国人との感覚の違いについて理解が進むうちに、個人レベルでの小さな違いが実は、国家間の大きな問題に密接に結びついていることが明らかになります

外交問題を考える上で、この国民性の違いや日本人の特性を理解しておくことは、非常に重要だということがわかります。

特にビル・トッテン氏が語った「靖國問題」 に関する論旨は、日本外交の矛盾を突かれる発言でした

そこから議論は、対中国やアジアばかりを問題視するのではなく、日本はまず第一に、アメリカからの真の独立を考えなければならない、
と展開していきます。

いわゆる自称保守派の集まりでは決して話されない内容です。

9.11以降の自称保守派の反応から現在のTPP推進という姿勢まで、日本の保守派の態度はもはや 「媚米」 になっていると、よしりん師範は喝破しました

「あと3年で、日本人に『攘夷』 の感覚を取り戻すために、あらゆる手を尽くす」と目標を示して、第1部が終了しました。

休憩中、門弟の皆さんが「いつも面白いけど、今日は特に面白いです絵文字:重要」と、嬉しそうに話していたのが、とても印象的でした

控室では設営副隊長から差し入れられたクッキーをいただきながら第2部の打ち合わせ。

第2部では、道場生の中からも、2名の帰化日本人に、帰化した理由や経験、身内の反応、日本に対する想い等を話してもらいました

一人は元中国籍、もう一人は元韓国籍の若者です。

お二人とも、帰化の経験も理由もそれぞれ違いますが、ネイティブな日本人として生まれて、当然のように「日本国籍」を持つ日本人にとって、とても貴重なお話でした

その後の質疑応答でも、笹師範がたまたま当てた若者が在日の方(中身は日本人)で、帰化に対する考えや想いなどを、訥々と語って下さいました。

質疑応答を通して、「国籍」 に対する日本人と外国人の感覚の違いというものも重要な論点となりました

第2部の中で問題となったのは、アメリカは「自由」と「民主主義」を理念として世界に言えるけれど、日本の特性は複雑で様々だから、単純に「理念」として説明できない、という点です。

その中で呉善花氏が日本の 「受け身力」 や、自然との共生 、「グローバリズム」の流れに飲み込まれている近年の日本 など、重要なご指摘をされました

それを受けて、堀辺師範が、いかにグローバリズムの中で日本人の価値観が変容させられてきたかを説明されました。

その際に糸口として話された、柔道の「スポーツ化」の過程は、グローバリズムを表わす、とても象徴的なお話でした。

世界の中で「日本」 が生き残るためには、「日本人」 が日本人の特性を理解するだけではなく、「日本国民」 となって国のことを考えなければならないということが示された回でした

最後に、よしりん師範が、次回 「第14回・ゴー宣道場」 のテーマを発表しました絵文字:お知らせ

次回テーマは「3.11以後の日本は変わるのか?」です

そして、主に「原発」 について議論します。

「原発」については、メディアでも散々話されていますが、専門家の話は聞けば聞くほどわからなくなります

次回「ゴー宣道場」には、専門家は呼びません。

笹師範は「シーベルト」「ベクレル」を言ったらペナルティと決めました

専門家は呼ばずとも、「ゴー宣道場」は、日本人として「原発」をどう捉えたら良いかを示そうではないか!!と燃えています

図らずも呉善花氏が、次回に繋がる恐るべき発言をされましたが、次回は、東日本大震災から日本人は何を受け取るべきなのか一緒に考えていきましょう

ニコニコ

ニコニコ