小林よしのり ゴー宣道場

小林よしのり ゴー宣道場 「3.11以後、発狂した政治・言論を撃て!」

小林よしのり ゴー宣道場

ゲスト:
第23回
2012年3月11日 -
「3.11以後、発狂した政治・言論を撃て!」

開催場所: 大崎 人事労務会館

3月11日(日)午後1時 から「第23回 ゴー宣道場」を開催しました

会場は品川区大崎の人事労務会館 です

思い出してみると、1年前の大震災をきっかけに、「ゴー宣道場」 の会場を、お台場からこの人事労務会館に変更したんですよね。

1000年に一度といわれる大震災が東日本を襲い、その後の復興を遅らせている原発事故。

戦後の日本が初めて「国難」 に遭い、政治も言論も混乱を極めています。

そんな震災からちょうど1年の日に開催された「第23回 ゴー宣道場」 。

テーマは『3.11以後、発狂した政治・言論を撃て』です。

道場の数日前からHPブログ上で「『放射能安全神話』というデマの拡大と『不安』ゆえにそれを後押ししてしまう日本人性」という問題が議論されていました

これは、今の「発狂した政治・言論」を象徴するような問題ですし、復興がなかなか進まない状況も、元を辿れば原発問題 に行き着きます。

そして、この地震大国かつ狭い国土に54基もの原発を抱えていることも考えれば、福島だけの問題ではなく、日本全体としても取り返しのつかない状況に陥りかねないことは、容易に想像できます

ですから今回の道場は、この問題に特化した議論を展開し、「非常時」 における言論のあり方や、考え方、覚悟について話し合うことになりました

第1部は、よしりん師範の挨拶後、震災直後にビデオメッセージとして発表された、天皇陛下のお言葉を、高森師範に読み上げてもらうことから始まりました。

まずは、この「国家の『公』の言葉」が大前提としてあって、そこから政治や言論は行われなければならないのです。

その後、よしりん師範とジャーナリストの田上氏が、被災地取材から見えた放射能の汚染状況や、住民の考えなどを紹介し、師範方を交えての話し合いが進みました

放射能の汚染状況 、さらに福島第一原発、特に4号機の恐ろしい現状

被災者の思いや不安 はどう受け取り、言葉を発すべきなのか?

被災地から離れた場所に住む者ができることとは何なのか?

「非常時」 というものを想定してこなかった、またはしたくない戦後の日本人性の問題

震災直後の 日本政府 と、アメリカ政府 の取った行動から見えるもの。

こんな時の「ゴー宣道場」の立場や役割は、どういうものなのか?

震災直後の「ゴー宣道場」で展開された議論は、果たして正しかったのか?

溢れる情報を正しく判断する難しさ等々、真剣な議論が展開していきました 

会場が最もどよめいたのは、保守系の大御所言論人たちが依って立つ「ホルミシス説」 を唱えているT.D.ラッキー氏の本を紹介した時です
「もう表紙を見ただけで、怪しいとわかる絵文字:重要」  と、よしりん先生が言った時は場内爆笑でした

そして、本の中身を聞くと、こんな本を保守派は信じているのかとゾッとさせられますよ

ぜひ動画でチェックしてみて下さいね

今の日本が置かれている「現実」は暗澹たるものですが、第1部の最後によしりん師範が紹介した ベラルーシの話 は、すべての国民・政治家に知って欲しいです

決して完全なる絶望ではありません。

まだまだ、できることはあるのです。

休憩後、高森師範の号令のもと、あの大震災が起こった2時46分、震災の犠牲者のために黙祷を捧げました。

第2部は道場生との質疑応答で進みました

早くも生まれつつある福島差別をなくすためには、どうしたら良いのか?

個人として今後、放射能とどのように付き合ったら良いのか

今後の文明のあり方 とは?

さらには危機意識 と 核武装 の問題や、リーダー的人材の不足 「天皇制」 の問題、震災を通して子供たちに教えるべきこと等々の質問が出されました

その質疑応答を通して、放射能の 「正しい恐がり方」 や、福島に対する差別をなくすための 教育方法 、戦前と戦後の日本人の大きな違い、さらには武士道的死生観 や現代日本人がもつニヒリズム にまで話は広がっていきました

議論の最後に、この問題を考える時に、「原発推進」 や 「反原発」 、そういったことの前に、まず前提として考えるべきこと、それは「子供の生命をどう守るか」ということ、と話されていたのがとても印象的でした。

「日本の未来」を守るためには、まず「子供の生命」を守ること。

それは右も左も関係なく当たり前の話なのに、「子供を見捨てる」という逆の方向に向かっているのが、今の政府の方針であり、「放射能安全神話」を拡げようとしている勢力なのです

今回の道場を見ていて誠実だなと私が感じたのは、まず震災直後にとった言論から逃げずに、真摯に振り返っていたことです。

そして、どんなに難しい現実でも直視させ、その上でベラルーシの政策を紹介することで「代案」 を示したことです。

「被災者の不安を煽るな」と言って「煽り派」「放射脳」などと馬鹿にしつつ、一方で東電を批判し再稼働には反対、自分たちだけは冷静で正しく現実的だという姿勢を取る人がいますが、では果たして彼らは「子供の生命を守る」ためには、どうしたら良いといってるのでしょうか?

結局出してくる代案は、「100msvまでは大丈夫」という科学的根拠のない「子供たち見捨て策」でしょう?

一体、どっちが本当の意味で「被災者の不安を煽って」いるでしょうか?

天皇陛下は3月11日の1周年追悼式で、原発事故によって生活の場を離れざるを得なかった人々が「再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならない」と仰いました。

そして今後の復興について「安全な国土を目指して進んでいくことが大切」「人々が安心して生活できる国土が築かれていくことを一同と共に切に願い」と仰っています。

繰り返し、「安心」「安全」といった言葉を使われていました。

陛下が話されたように、被災地に長く心を寄せ、相携え、労わり合い、被災者の苦難を様々な形で少しでも多く分かち合い、「安心」して生活できる「安全」な国土を築く。それらを本当の意味で実現するには、どうするべきなのか?

そんなことを考えさせられる「第23回 ゴー宣道場」でした絵文字:星

当日、会場に来られなかった方、ネットの生放送で第1部だけご覧になった方、そして参加された方も、皆さん、アップされる動画をご覧になって、もう一度じっくり考えてみて下さいね 

原発や放射能の深刻な問題を話し合った道場でしたが、その会場の後方では、「ゴー宣道場選書」『原発はヤバイ、核兵器は安全』という、何とも挑戦的な本が、先行販売されていたのでした!

この、一見危険な匂いのするタイトルの真意は・・・
読めばわかります!!

なんと限定100冊、すべて完売しました!

一昨日から一般発売されていますので、ぜひ皆さん、読んでみて下さいね!!

今回の道場の根底にあった「『国民』としての当事者性」の理解をもう一歩進めるためにも、『原発はヤバイ、核兵器は安全』オススメします

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