ただいま発売中!
SPA!1月13日・20日合併号掲載
ゴーマニズム宣言『神功皇后論』
『呪術決戦』
感想のご紹介です!!
【mantokunさん】
令和八年初の「神功皇后論」、お待ちしていました! 単行本の予告も出て、新年早々嬉しいです😆
「可愛いから誘拐したなどと言い訳にならんだろう!」とのタブラツヒメの激怒は尤もで、初っ端から笑ってしまいました。大和の女王対筑紫の女王の戦いは、命懸けの呪術合戦で火蓋が切られましたね。「タブラツ」って面白い名前だなあと昔から思っていたのですが、「たぶらかす」が語源だったのかと今頃知って驚きました。
かつては卑弥呼も女性という性別に由来する呪力の高さから、統治者というより祭祀王として選ばれたと見る説が一般的でしたが、「神功皇后論」を見ていると、古代においては呪術も優れた統治能力に含まれるのではないかという気がします。儒教的価値観が普及する以前は、純粋な能力主義で王を選んでいたことの証しのように思いました。
また、連載序盤でタラシヒメは優れた呪術の使い手でもあったという説明がありましたが、ヒメは卑弥呼の後継者を自負するがゆえに呪術にも磨きを掛けていたのでしょうか。人並外れた美貌と強烈なカリスマ性に加えて、潜水、弓や馬までなんでもござれのタラシヒメは恐るべき才能の持ち主ですね。
ボンミナちゃんは、生来の賢さでタラシヒメがただの女王ではないことを察知しているがゆえに「服従しても生き延びればいい」と必死ですが、果たしてこの後、熊鷲や母を殺されてもそう言えるのかどうか。私も所詮は現代人なので、タラシヒメの「生かしてはおけぬ」という言葉には、つい「子供もいる母親だから助けてあげて…」と思ってしまい、つらくなります。
これまでにも鏡を用いた遠隔通信や呪殺まで行っていて、まさにタラシヒメという一代の傑物なくしては、三韓征伐も、その前段階の筑紫の平定もあり得なかったことがストーリーを通してよく伝わってきます。
ところで今回はタブラツヒメの表情に「火の鳥」の手塚治虫味(み)を感じて、またまた嬉しくなりました。
タブラツヒメには死んでほしくないので、史実と違って何とか生き延びてほしい…と思いつつ、次回を楽しみにお待ちしています。
私も含めてほとんどの人が、「呪術」だの「祭祀」だのといった「非合理」なもので社会が動くはずがなく、「政治」は別の者(それもなぜか「男」と決めつけている)が担っていたものと思い込んでしまっている固定観念を、古代においてそんなはずがない! と軽々突破してくる前人未到の作品がこれ、『神功皇后論』です!
今まで読んでなかったという人もご安心を!
今年は待望の単行本が刊行されます!
どうぞご期待ください!!