ゴー宣ジャーナリスト

<本家コロナ真理教の人々⑨> 【タミフルは効くのか】

ゴー宣ジャーナリスト

2025年 12月 27日

<本家コロナ真理教の人々⑨>byカイジロウ

 息子がインフルエンザに罹りまして病院に行くと案の定、若い医師はタミフルを勧めるのです。息子は既に成人していますが、私は付き添いに行って良かったと思いました。この医者の言い草は「タミフルは安全で異常行動はインフルでも起こります。この薬を断る人は初めてです」。医師は最初から処方する気満々です。

 タミフルについて厚労省は、2007年に若者の異常行動を副作用として報告し、10代への投与を制限しましたが※①、同時期に販売元の中外製薬が調査研究班の教授に寄付金を出していたことが問題になっています※②。この教授はこの2年前にも製薬会社寄りの報告をしており、邪推ですがひょっとするとこの問題が明るみにならなければ、利用制限にならなかったのかもしれません。

 しかしそんな事で挫けないのが製薬会社です。彼らは10年後の2018年、厚労省に10代への投与を認めさせることに成功しています※③。インフルは若年層が多く罹る疾患ですから、製薬会社がどうしても諦められないマーケットです。「異常行動は薬ではなくインフルでも起こる」。これが厚労省の決めた落とし所で、実際、今回対面した医師は一字一句同じ言葉を口にしたのです。

 厚労省のお墨付きは、処方した医療機関が薬害訴訟で勝てることを意味します。裁判で争われる事実関係は公の医師の判断に基づきますし、元々薬害訴訟での患者側の勝率は20%程度しかありません※④。薬害裁判で勝ち目がない事は、誰もが肝に銘じておく必要があります。

 多分この医師はタミフルの殆どを日本だけで消費する事も※⑤、タミフルの保険適用後にインフル死者が減らない(むしろ増えた)事実も知らないのでしょう※⑥。タミフルで入院率に変化がない研究結果も※⑦、有用性が低いという国際認識も知らないのでしょう※⑧。そして効かない薬に群がる奇習を持つのが日本人なのです。

 そしてこれはインフルワクチン※⑨もコロナワクチンも同じ構図です。コロワクは打つほど感染し(新シリーズ㉕)、認定死者が1,000名を超え、小児科学会は2025年11月にようやく推奨をとりやめました※⑩。しかし勿論これまで推奨した責任など取る筈もなく、全ては信じた人の自己責任です。我々は自ら情報を集め、医学界から子どもたちを守る必要があるのです。

https://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/03/h0321-1.html

(参照:旧シリーズ㉓新シリーズ号外⑦

<本家コロナ真理教の人々>

⓪ご挨拶
➀感染症専門家たち
②科学的見地からのマスク
③恐怖ポルノとしてのマスク
④モラルとしてのマスク
⑤人流制限に意味はあったのか
⑥面会制限は効果的か
⑦新しい歴史教科書を作る
⑧誰かを信じるのか