小林よしのり

アベノミクスはすでに死んでいる

小林よしのり

2014年 2月 22日

今朝の東京新聞が「景気回復(アベノミクス)の正体
と題する重要な記事を載せている。

デフレ脱却は実は「家計圧迫・悪性インフレ」である。

円安誘導は「貿易赤字の最大化」を生んだ。
国内産業は空洞化」して国内の雇用は増えない。

「原発停止で燃料輸入費が高騰」と言うがそれは嘘で、
実は「燃料輸入費の高騰は円安だから」であり、
原発再稼働しても改善しない。
液化天然ガスや原油の輸入額は、福島原発事故前の
08年の段階で約28兆円に膨らんでいたが、
13年は27兆円である。

新聞には書いてないが、この燃料費の8割が
車など交通機関に使うもので、
発電に使う分は2割くらいのはずだ。

4月からは消費税導入で個人消費はもっと落ち込む。
アベノミクスはすでに死んでいる。