小林よしのり

負ける戦いを選ぶ日本人とは?

小林よしのり

2014年 1月 25日

神風連の乱の資料館を見て思ったのは、
負ける戦いを選ぶ日本人」と
勝てる戦いを選ぶ日本人」の二種類が
いるということだ。

不思議なのは「勝てる戦いを選ぶ日本人」が、
なぜ靖国神社に思い入れを持つのかということだ。

原発に固執するマッチョな合理主義の感覚の中にも、
明治以降、日本人が辿ってきた敗北の歴史の中で、
失われてしまった精神を糊塗するための
歪な錯誤が産み出されてしまっている。

これに気付かせるためには、まだまだ時間がかかりそうだ。