高森明勅

桑田佳祐氏の「尊皇」

高森明勅

2015年1月12日 12:20
ロック歌手の桑田佳祐氏について、私は殆ど何も知らない。

正直に申して、その音楽も余り聴いたことがない。

ただ昨年、
紫綬褒章を受けた時のコメントが立派だったのは覚えている。

また、受章当日の映像を見て、
その極度の緊張ぶりに好感を持った。

他の受章者と一緒に君が代を歌っている場面もあった。

彼はロック歌手でも芸能人でもなく、
1人の国民として歌っていた。

ああ、この人は皇室に素直な敬愛の念を持ち、
それを隠そうともしないんだ、と感じた。

人から教えて貰ったところでは、年末のライブでは、
会場のファンの前で受章の慶びを爆発させたようだ。

ファンと感激を分かち合う為に、褒章をわざわざ会場に持参。

感謝の気持ちを込めて、替え歌まで披露している。

この度の受章は、ファンがいて、メンバーがいて、
スタッフがいてくれたお蔭だから「みんなの褒章」ーと歌って、
歓声に包まれた。

私はその時の模様を音声で聴いただけながら、
ファンと一体になった慶びは伝わってくる。

自ら「下劣極まりない」と称するロック歌手が、
ここまで率直に受章の慶びを表現していることに、心打たれる。

中には、桑田氏のはしゃぎぶりに眉を顰める人もいるらしい。

皇室への敬愛の表し方は多様であり得るから、
桑田氏のようなスタイルと同様に、そうした表現の形もあるのだろう。