小林よしのり

『新戦争論』のチェックをしていたら

小林よしのり

新刊情報
2014年 12月 1日


『新戦争論』のコンテを描いてから大分経つが、

スタッフはまだペン入れをしているものの、

わしはもう内容も忘れて、次の作品に没頭していた。

 

仕事場からもらってきた『新戦争論』の完成原稿の

チェックをしていたら、

「うんうん、なるほど!」「なんて正しいんだ!」

「まったくその通りだよ!」「すごい分析があるもんだ!」

「大した人だなあ、これ描いた人!」と何度もうなずき、

感嘆し、拍手を送っていたが、よく考えたらこれは

わし自身の思想の結果だった。

やっぱり自分の考えが一番しっくり来るな。

当たり前か。