小林よしのり

「例の大作」始動

小林よしのり

お知らせ
2014年 11月 14日


新しいパソコンを買った。

戦争映画をブルーレイで買ってしまい、今のパソコンでは

見られないことに気付いた。

やっとブルーレイを見られるパソコンを買ったが、自分では

初期設定ができないから、秘書がやってくれる。

問題なのは膨大なアイデアや情報を新パソコンに移さねば

ならぬこと。

だが、パソコンを使わない日はないので、旧パソコンを

秘書にあずけることが出来ない。困った。

 

『大東亜論』のコンテを来年1月まで描き上げ、いよいよ

例の大作に挑む。

タイトルもまだどうなるかわからないから、『卑怯者の島』

というタイトルは今後は「例の大作」としか表記しない。

 

例の大作は一人で集中してペン入れするために、わざわざ

マンションを一戸借りていたほどだった。

今はそのマンションはないし、自宅の書斎で集中して描かね

ばならない。

一旦、連載を中断すると、よほどの覚悟と、売れる保証が

ないと、再度描く気力が起こらない。

どうしても逃げてしまう作品だったが、小学館の編集者や、

高森さんの応援もあり、ようやく気力を奮い起こして

やる気になった。

 

今日は書店で資料になる本を見つけに行かねばならない。

ネットだけで漠然と望む資料を見つけるのは無理で、

書店巡りを繰り返すうちに、発見することはよくある。

やっぱりペラペラめくってみることは大事だ。

書店が潰れていくのは文化の大損失だと思う。