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小林よしのり

ロシアは信用ならない

小林よしのり

2014年 8月 14日


重光葵外相が終戦1年3か月前に、ソ連の仲介で

「対中戦争集結」を進めようとしていたらしい。

その新史料を東京新聞が入手したという。

 

日米戦の終結もソ連の仲介を頼っていたが、結局

うまくいかなかったどころか、ソ連は終戦後に

北方領土を侵略して、ぶんどってしまった。

 

安倍首相もロシアに北方領土を円満に還して

もらえると期待していたが、その北方領土で

ロシアは軍事演習を始めてしまった。

 

北方領土の軍事演習は、仮想敵国が日本という設定

にしかならない。

 

日本人は中国・韓国・北朝鮮に気を取られているが、

ロシアがいかに信用ならない国かを忘れがちである。

日本も北方領土に近い根室半島で軍事演習を始める

べきだろう。

だがそれには米軍は協力してはくれない。

 

自主防衛が必要な所以である。

小林よしのり

漫画家

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」（光文社）にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」（扶桑社）にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」（幻冬舎）にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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