小林よしのり

集団的自衛権は明白に危険!

小林よしのり

2014年 7月 14日


滋賀県知事選で、自民党が負けたのは朗報である。

安倍政権が意図する集団的自衛権の真意が、いかに

危険なものかを、もっと多くの人が知らねばならない。

 

国会の議論で民主党の岡田克也の質問は、なかなか

厳しくて良かった。

野党になるといいな。

 

内閣法制局や安倍首相の答弁ではっきりしたことは、

日米同盟の毀損の恐れがあるときは、

集団的自衛権の行使が認められる」ということだ。

以前からわかってたんだが、言質を取った格好になる。

つまり「従米ポチ」になるということだ。

 

イラク戦争に行くようなことはないと、いくら言った

ところで、法理上はアメリカからの要請に応えても

いいということになる。

湾岸戦争やイラク戦争と全く同じ状況などあるわけない

のだから、「あの時とは違う。今回は日米同盟を毀損する

と言いさえすればいいのだ。

 

全然、限定的ではない。公明党はアホか?

安倍の「うちゅくしい言葉」に騙されてはいけない。

あくまでも「法理上」どう運用される危険があるか、

ということだけが重要なのだ!