小林よしのり

「軍の暴走」証拠資料の流出は立派

小林よしのり

政治・経済
2015年 9月 3日


河野統幕長が、去年末、訪米して米軍幹部に「安倍政権は

安保法制を夏までに成立させる」と約束していた証拠資料は

官僚の誰かが共産党に流出させたのだろう。

その者は真の愛国者である。

文民統制が効いてなくて、「軍の暴走」で米軍の下請け機関に

なりつつある自衛隊の状況に危機感を覚えたのだ。

 

河野統幕長は、記者会見で「省内で確認中」と言ってるが、

犯人捜しをしているのだろう。

「確認中」と言ったって、自分で言ったことだから「確認」

しなくても分かるじゃないか。

書類には自分が「了」とサインしてるのだから!

 

もう国民も政治家も官僚も、誰も日米軍事一体化への暴走を

止めることが出来ない。

この事態に危機を覚えて、内部文書を流出させる者は、

「省益」よりも「真の公益」と「愛国心」を優先した者だ

と称賛したい。