小林よしのり

『戦争論』の著者が「戦争法案」だと認定する

小林よしのり

政治・経済
2015年 8月 31日


最大規模のデモは家族連れも多かったらしいが、警察発表で

3万人だから大した規模ではない。

だがこの後ろにもっと多くの共感する国民がいることを期待

しよう。

本当に恐いのはサイレント・マジョリティーだ。

 

与党は「戦争法案」をレッテル貼りと言うが、わしはそうは

思わない。

「従米度」を強めれば、戦争により近づく。

イラク戦争では航空自衛隊が輸送した6割が米軍、軍属だった

という事実があるし、今以上にアメリカの戦争の「後方支援」

をやり易くして、武器弾薬ミサイルまで運ぶ法案なのだから、

「戦争法案」と言っても全然間違いではない。

 

個別的自衛権では「先制攻撃」を認められていないのに、

集団的自衛権では(1)明白な(2)危険が(3)切迫、

という3重の縛りのうち、(3)切迫が削られているのも、

アメリカのためなら「先制攻撃」を行うという法案なの

だから、やっぱり「戦争法案」だろう。

 

サヨクのお花畑の連中が、蛇蝎のごとく嫌う『戦争論』の

著者・小林よしのりが「戦争法案」と言ってるのだから、

政府与党はわしを説得しなければ「説得力がない」という

ことになる。

平和で安全な法案と言い張るのは、やっぱりギャグでしょう。