小林よしのり

レベルの高い読者は恐い

小林よしのり

日々の出来事
2015年 8月 19日


幻冬舎Special本のコンテ一本目34pを上げた。

まだタイトルも確定しておらず、まずクールに実証的な

分析からだ。

まだ編集者に見せたくない。

イメージが固定化されるからだ。

全体としてはもっと破天荒な内容になるが、わし自身の

エピソードを描きながら、哲学的な内容になる。

 

今日から「SAPIO」『大東亜論』のシナリオに入る。

これも読まなきゃならん関連本がいっぱいあるのだが、

本当は一週間くらい読書の日々が欲しい。

 

『卑怯者の島』について堀辺・高森両氏が対談した動画は、

ものすごく内容が濃ゆくて面白いのだけれど、ネタバレが

激しくて、編集している時浦が困っている状態らしい。

本を読んだ後の人にはたいへん楽しめるのだが、どう処置

するのか決まったら、このHPでも見られるように流す。

 

『卑怯者の島』の感想を読むと、レベルの高い読者がいる。

時浦が紹介した主婦も素晴らしい感想だ。

レベルの高い読者は感想を書いてくれるだけで、わしの

次回作のハードルを上げてくるから、恐い。

人気投票の世界で生きてきたわしは、褒め言葉で浮かれる

ようなことはない。

ただ読者の感受性を確認しながら、勉強するだけだ。