小林よしのり

安倍首相は国のためには死ねない

小林よしのり

政治・経済
2015年 6月 26日


週刊文春の適菜収の「今週のバカ」で安倍晋三を取り上げて

いるが、その内容には全面的に同意できる。

驚いたのは「昨年、安倍はテレビ番組に出演し、『私はお国の

ために死ねる。○か×か?』という質問に△のパネルを挙げて

いた。」という一文だ。

 

驚愕して、ネットで調べてみたら、「たかじんのそこまで言って

委員会」で本当に△を挙げている写真が見つかった!

安倍は「いや、そういうことは軽々しく言えないです」と

言っていたらしく、津川雅彦が親切に「総理になった時に

死ぬ覚悟は出来てるでしょ?」と確認してあげたのに、

安倍は「死ぬ覚悟が出来てるなんて言っても嘘っぽく聞こえて

しまうだろうなと思うので」と屁理屈で逃げたという。

 

信じられない話だ。

一国の首相であり、自衛隊の最高責任者が「国のために死ねる」

と明言できないなんて、驚異的なクソ坊ちゃんだ!

 

民間人のわしでさえ、言論の影響力があるからなのか、

憎悪を抱かれることが多いし、暗殺されかかったこともある

ので、ちゃんと遺書を用意している。

国会議員になった時点で、「国のために死ぬ覚悟」は当然だと

思うし、ましてや首相となれば、死を恐れるのは犯罪だと

わしは言いたい。

 

安倍が保守するのは自分の命である。

国家の命運ではないということを心しておかねばならない。