小林よしのり

小幡績氏は腑に落ちる

小林よしのり

政治・経済
2015年6月6日 08:12


昨日の報道ステーションにコメンテーターとして小幡績氏が

出ていたが、この人の経済批評は以前から注目していた。

「デフレスパイラルなどというものはない」と明言する人で、

非常に納得がいく。

 

そもそも安倍政権は、デフレが不況の原因だと思い込んで、

「脱デフレ」を目指し、日銀に異次元の金融緩和をさせた

のだが、その効果は何も上がっていない。

金融ゲームになって株価ばっかり上がるのだが、実体経済

には何の影響もない。

貧富の格差がどんどん拡大するばかりだ。

 

円安で輸出向け企業は儲けるだろうが、輸出量は大して

増えていない。

むしろ円安が進み過ぎて、コストプッシュインフレで、

中小企業も消費者も苦しむばかり。

中国人の旅行者が円は安い安いと爆買いし、日本の不動産

をガンガン買っている。

海外旅行に行けば、円の価値がこうも下がったかと実感し、

この調子で円安が進むなら、貯金を一部でもドル建てに

替えようかと思うくらいだ。

 

日銀が刷ったお札は、金融機関から企業が借りて、設備投資

に回ることもなく、ほとんど日銀の当座預金に積み増し

されている状態だという。

 

政府が公共事業で雇用を生み出せばいいと言うが、人手不足

になるのは若者が長期に働ける職場として見てないからだ。

公共事業は必要なものもあるが、どうしても無駄が出る。

政治家が地元への利益誘導でカネをばら撒くから、維持費が

嵩むハコモノが出来て、リスクの方が大になる。

 

報道ステーションで小幡氏を使ったのは権力に迎合してない

証拠になる。大変いい。