小林よしのり

秘書に読ませる本

小林よしのり

日々の出来事
2015年4月19日 05:42


わしは秘書岸端に流行小説を読まずに、古典を読むように

言っている。

流行小説は楽しいだろうが、時間つぶしにしかならない。

以前、ハワイで某流行作家の本を読んで、呆れてしまった

経験がある。

教養にならないので、どうせ読むならわしが大学生の頃、

読めなかった本を勧めている。

 

岸端は素直にわしが読んでほしい本を読んでくれるので、

ありがたい。

先日は「二都物語」を読了したと言うので、食事しながら

「レ・ミゼラブル」との比較を聞いた。

フランス革命の前後の市民の感覚の違い、特に女性の感覚

がわかって、色々腑に落ちるところがあった。

 

古典小説では学術書ではわからない当時の庶民感覚がわかる。

市民が愛国心に目覚めたときの挨拶の仕方など、岸端の読書

を通じて、わしは学んでいる。

自分で読書が出来ないもんだから、岸端に読ませて、報告

してもらうのだ。

 

本当はこんなやり方ではダメなのだ。

自分が読みたくてたまらない。

漫画家を引退したら猛烈に本を読もうと思っているが、

今頃、漫画を描く面白さにも目覚めてきたから、いつ引退

するのかもわからない。

ちゃんと本を読める余力を残して引退しなければならない。