小林よしのり

反知性主義な善悪二元論

小林よしのり

2015年2月18日 04:43


新聞広告を見てたら、新潮45の特集が「狂信テロ集団

『イスラム国』非人間的な、あまりに非人間的な」と

なっていて、ひたすら感情を劣化させて、善悪二元論を

唱えている。

やれやれ、911直後の風潮の再現だ。

これが一番商業的に売れるやり方だというのはわかる。

だがくだらない。

 

佐藤優はイスラム国のことを「現代のコミンテルン」だと

言っている。

反知性主義もいい加減にしてもらいたい。

イスラム国が一体どんな理念を掲げているのか?

子供じみた誇大妄想理念を掲げても、現在の先進国の国民が

同調するはずがない。

労働者による世界同時暴力革命がそれなりに希望となり得た

時代と、現代では背景が全然違う。

ピケティが格差社会の危機を訴えても、だからといって

共産主義がいいなどとは、誰も思わない。

 

イラク戦争の総括をしないで、イスラム国の残虐性のみに、

脊髄反射しているから、憎悪と敵意を煽る世論作りに励む

稚拙に堕してしまうのだ。

安倍政権を恐れて、政府の報道管制に従う大メディアばかり

の中で、「イラク戦争の総括」、それをやっているのは、

『新戦争論1』だけである。

脳を憎悪で染め上げたら、反知性主義に陥るだけだ。

じっくりこの本を読め!

 「ゴーマニズム宣言SPECIAL」『新戦争論1』