切通理作

武士と愛国心

切通理作

2016年 4月 11日

現代人の堀辺さんが、意識して「武士」になるという事は、

どういう事だったのか?

 

かつては身分であり、現在はそれとしては存在していないもの。

 

昨日の道場でおぼろげながら見えてきたのは、

武士になるということは、

「死生観」を意識的に持つことではないかと。

 

かといって死に急ぐわけでもなく、

死それ自体に過剰な意味を持たすのでもなく、

いざとなったら死ぬことを選ぶ・・・・つまり

生死にかかわらず正しい決断をせよという

『葉隠』的精神か?

 

鈴木邦男さんが堀辺さんから聞いたという話

<武士として生きる事に

ノウハウがあるわけではない。

武士として生きる事は、

武士として見られていることそのもの。

それを意識すれば、おのずと行動が決まってくる>

 

これは、ゴー宣道場の第一回で堀辺さんが言った、

<「愛国心」は教えられないが、

「国家」とはなんぞやということを子どもの時から学んでいれば、

おのずとそれは生まれる>と

いう事と、通じている気がいたしました。